バッテリー交換(2回目)
2022/9

 「あれから10年も」。ZX-14Rを購入したのは2012年の10月。この記事を書いているのは2022年9月。来月で購入してちょうど10年目を迎えます。

 10年の間、タイヤをはじめ数々の消耗品を交換してきました。そんな中バッテリーは5年目に交換。それからまた5年が経過して現在に至りますが、先日点検したところマイナスターミナルにまた白く粉を吹いていました。白い粉はバッテリー液の希硫酸が漏れ出て(揮発して?)固まったものです。今のところセルの回りは元気ですが、バッテリー液が減っているのは明らか、5年も使えば十分と考え交換です。

 用意した新しいバッテリー。新車時、5年前の交換時と同じ古河製を選択。

 メイド イン タイランド。5年前はメイド イン ジャパンでしたが、タイ製に切り替わっていました。タイ製でも問題ないはずですがやっぱり日本製が欲しかった。

 電解液の注入。両端以外のセルは電解液が入りにくい。電解液の容器を叩いたり押したりして注入します。

 注液後の電圧測定。12.8Vでした。このまま装着しても使えることは分かっています。しかしバッテリーの取扱説明書とサービスマニュアルの両方に電解液注入後の充電が指示されていること、参考文献※に気になる記述があるので充電します。どうも後々の寿命に影響するらしい!?

 参考文献 超 クルマはかくして作られる p80 鉛蓄電池工場 松下電池工業株式会社 福野 礼一郎 著 株式会社二玄社

 充電開始。手持ちの充電器では充電開始直後の電流は約1Aでした。電流は時間経過とともに低くなります。

 12時間経過後。電圧上昇はわずかですが長く使えるバッテリーになってくれた、はず!?

 新旧バッテリー。メーカーと型番は同じものの表示は微妙に異なります。

 付属のターミナル用ボルトナット比較。左が今回購入の物、右が今までの物。どちらもスティール製ですが表面処理が異なります。今までの物は耐蝕性確保で特殊なメッキ(亜鉛?)が施されていたようです。しかし今回購入のバッテリーは一般的なボルトナットと同じようなメッキ処理です。コストダウンでしょうか、少々残念。問題にはならないはずなのですが。

 ビニールチューブのターミナルへの挿入。電装品追加でターミナルへの接続端子を追加している場合、これをしておくとボルトがナットを拾いやすくなります。必ず必要なわけではありませんが、考えた人はエライ。

 フレームへのバッテリーの挿入完了。この後ホルダーやカバーなどを戻せば作業完了です。今までと同じく少なくともまた5年は持ってほしいですがどうでしょう?