リアブレーキパッド交換

2022/8

 久々のホームページ更新です。定期的にチェックしてくれている方?、更新をさぼっていてスミマセン。

 でも、なかなか更新をしなかったのにはいくつか理由があるのです。1つは夜な夜なジムカーナ用の新しいタイム測定器の設計、製作をしていたこと。こちらは別に記事にしてみます。2つ目はTwitterを始めたこと。「長野二輪」でつぶやいていますので良かったらチェックしてみてください。そしてもう3つ目は少し前に変更されたこのGoogleのサイト作成サービスに嫌気がさしていること。

 変更されたGoogleのサイト作成サービスは本当に残念なことばかりです。ページ編集中に突然違うページに飛んでしまったり、思うような書式にできなかったり。そのうち引っ越すかもしれません。

 さてここからが本題。先月、ジムカーナ練習に参加しました。走行開始から1時間ほど経過すると、リアブレーキに違和感。ブレーキペダルを踏むたびにゴリゴリとした感触が伝わってきます。もしやと思ってブレーキパッドをチェックすると、磨材が磨耗してなくなって鉄パッドになっているではありませんか!

 やってしまいました。磨耗していて薄くなっているのは気が付いていましたが、思いのほか磨耗が早く進んでいたのです。ジムカーナではリアブレーキを多用します。結局この日はそれからはあまり走らず、木陰で昼寝したり、他の方のバイク(トリッカー)を試乗させてもらったりして過ごしました。トホホ、情けない。

 ということでリアブレーキパッドを交換します。前回の交換、これは新車からの初回交換で走行42,000km時でした。ところが今回はそれから4,800kmしか走っていません。ほんと、ジムカーナってリアのブレーキパッドとタイヤの磨耗が激しいのです。神様、減らないパッドとタイヤはありませんか?

リアブレーキディスク。

「鉄パッド」で走ってしまったので荒れています。反省。

取り外したブレーキパッド。

露出したスティール製ベースプレートは焼けて青くなっています。いけませんねえ。

キャリパーの洗浄。

 いつも通りですが、新しいパッドを組み込む前に洗剤と歯ブラシで洗います。

ピストン。

 点錆びが少し出ているものの、新車から10年無交換にしては状態は悪くありません。マメに洗ってシリコングリスを塗っていたのが良かったようです。今回もシリコングリスを薄く塗っておきます。

 以前はピストンにはCCIのメタルラバーを塗っていました。しかし雨天走行ですぐに流れてなくなってしまうようなので最近はシリコングリスを塗るようにしています。シリコングリスは耐水性に優れていて長持ちします。実はサービスマニュアルでもシリコングリスの塗布が指定されていました。

 ZX-14Rのリアブレーキピストンはスティール製です。一方、フルモデルチェンジ前のZZR1400ではアルミ製でした。錆びないアルミ製ピストンの方が良かったのにと考えていました。以前は。

 というのはジムカーナではリアブレーキを多用するため、しばしばベーパーロックを起こします。私が下手でリアブレーキを使いすぎなせいもあるにしても。これが鉄より熱伝導の良いアルミ製ピストンだったら、もっと頻繁にベーパーロックを起こしてしまいそうだからです。

新旧パッド。

 新しいパッドはRKのMEGA ALLOY Xです。今まで装着の純正パッドに不満はありませんでした。しかしジムカーナを続けるうちはすぐにまたパッド交換になりそうで費用を抑えたかったこと(純正の半値以下)、純正と同じ断熱材付きだったのでこれを選びました。断熱材なしだとベーパーロックしやすくなりそうです。

 新品パッドの裏面にはそれぞれ「IN」、「OUT」をリューターで刻んでいます。メンテナンスで外した時に元の位置に戻してアタリを変えないためです。

横から眺める新旧パッド。

 測ってみたところ新品の磨材の厚さは4.8mm前後で純正新品と同じでした。バックプレートの厚さもほぼ同じ。

 それにしても旧パッドは使い過ぎです。いけませんねぇ。

パッドピンとパッドスプリングの点検。

 パッドピンは部分的に変色しているものの、指で触っても凹凸は感じられないので継続使用します。ここもごく薄くシリコングリスを塗っているのが防錆に効いていそうです。

キャリパーへの新品パッド組み込み。

ブレーキフルード交換。

 抜いたフルードは想像以上に茶色く驚き。これは1年前のパッド交換時に交換したフルードです。ジムカーナでしばしばベーパーロックを起こすような使い方だとフルードの劣化も早いようです。

新しいフルード。

 当たり前ですがわずかに黄色っぽいだけでキレイなもんです。1年であれほど茶色くなるとは。

リアブレーキディスクの厚さ測定。

 私のZX-14Rの総走行距離は約47,000kmです。そろそろディスクも交換時期のはずと思って測ってみたところ、磨耗限度の5.5mmまであとわずかでした。よくガンバッタ。近く交換しましょう。

 肝心の効き具合。アタリがついていませんが、純正と同じレベルの雰囲気です。コントロール性も違わないような。純正の半値なので次回もこれを選択するかもしません。


 私を含め、ジムカーナを最近始めた方々がリアブレーキパッドの交換タイミングを逸して鉄パッドにしてしまうことがあるようです。気をつけてなきゃいけませんね。予備を持っていけば安心かも!?