購入から約1000キロを走ったので、オイルとオイルフィルターの交換をします。
私の場合、通常は1年に1回、大体5000キロ前後で春にオイル交換することに決めています。
しかしマニュアルでは、初回は1000キロでの交換を指示されているので、点検も兼ねて早めに交換です。
用意したオイルとオイルフィルター。
オイルはヤマハのヤマルーブ プレミアムです。
フィーリング的には可もなく不可もなくといったところですが、
ヤフオクでペール缶で購入すると約800円/Lとお買い得でした。
もっと高いオイルをおごったら?との声も聞こえてきそうですが、このオイルで何の問題も無いと思っています。
10万キロ走破したGPZ1100では、後半はずっとこのオイルを使っていました。
エンジンオイルドレンボルトとオイルフィルター。
サービスマニュアルには、オイルフィルター交換時は左ロアカウルを外す指示があります。
しかし、外さなくても交換できそうです。
・・・というかロアカウルを外すのは結構面倒なので外さずに作業します。
ドレンボルトの向きですが、ZX-14Rでは写真のように前方を向いています。
2011年までのZX-14/ZZ-R1400では下向きだったようですが、変更されています。
ちなみにサービスマニュアルやパーツリストのイラストでは、下向きのままで描かれていて修正されていません。
実車とイラストが一致しないのでちょっと考えてしまいました。
ドレンボルトを外してオイルを排出。
オイルフィルター取り付け部とのクリアランスが無いので、
コンビネーションレンチかメガネレンチが便利です。
ラチェットにソケットレンチの組み合わせだとラチェット本体が干渉しますが、
ユニバーサルジョイントか首振りエクステンションを使えば作業できそうです。
オイルフィルターも外します。
フィルターレンチサイズは64mmです。
フィルターも外してオイル排出中。
カウル脱着不要、オイルがエキパイに垂れない、フィルターがカートリッジ型、ドレンボルトが1箇所、
ということでZX-14Rはオイル交換しやすくて良いです。
GPZ1100は真逆で、アンダーカウル脱着が必要、オイルがエキパイに垂れる(社外マフラーのせいかも)、
フィルターがカートリッジ型でない、ドレンボルトが2箇所、ということで、比べると面倒です。
新しいオイルの注入。
フィラーキャップを外すとすぐにクラッチバスケットがあり、
ノズルを深く入れにくいのがちょっと欠点です。
フィルターの取り付けについて、サービスマニュアルには締め付けトルク17N・m(1.7kgf・m)の指示とともに、
「手でオイルフィルタを締めてもこのトルクは得られないため、手によって締め付けは行なってはいけない。」、
と記載されています。
「手締めで良い」と誰かに聞いたような気がしますし、雑誌などにも載っていたような気がしますが、
それでは不十分なようです。
今回はトルクレンチで締めてみたところ、手締めの位置から3/4回転ほど廻りました。
オイル量の確認。
一旦エンジンを始動させ、オイルをめぐらせてから、
レベルゲージで確認しながらオイルを入れていきます。
サービスマニュアルでは、フィルタ交換時のオイル量指示は4.2リットルですが、
実際には4.4リットル近く入りました。
抜いたオイルの沈殿物を確認。
新車の初回オイル交換なので、多少は金属粒子が混じるのを予想していましたが、見つかりませんでした。
大きな異物なども無くて一安心です。
オイル交換時にいつも使っているドレンワッシャー。
ストレート製で30枚270円と安いので毎回交換しています。
内径は12mmです。
純正(下)と比べて外径は小さいですが問題ありません。
交換しなくてもすぐに漏れたりはしないのは分かっていますが、交換すると気分が良いです。
オイル交換後、明らかにシフトの入りがよくなり、シフトチェンジ失敗が少なくなりました。
交換前までのシフト操作は渋く、たまに失敗することがありましたが、大幅に改善しました。
エンジンの廻り方・騒音・フィーリングの変化はよく分からなかったです。