スロットルワイヤー点検・潤滑 2019/8
スロットルワイヤーを点検・潤滑します。
6年前の2013年、露出している部分だけはグリスアップしました。
しかし今回はワイヤーを完全に取り外して点検、ワイヤーインジェクターを使って全体を潤滑します。
スロットルワイヤーの取り外し。
写真はスロットルボディ側です。
ハンドル側を外した後、矢印のクリップを外してスロットルボディからワイヤーのタイコを外します。
ZX-14Rはモノコックフレームで、エンジンの上にフレームが覆いかぶさっています。
そのためスロットルワイヤーは、フレームとエンジンヘッドカバーの間の狭いスペースに通されていて、
ワイヤーの抜き取りと復元は少し面倒です。
ライトで内部を照らしながらの作業になりました。
取り外したワイヤーの点検。
ほつれ、ささくれ、錆びなどは無く、全く問題ありません。
給油。
ワイヤーインジェクターを使って、潤滑剤を注入します。
今回は、クレの556を使ってみました。
「雨ですぐに流れてしまうので、バイクには不向き」なんてよく言われている気がしますが、
ワイヤーの潤滑ならば問題ないでしょう。
サラサラしているので、潤滑後に逆に動きが重くなってしまうこともありません。
スロットルパイプの潤滑。
清掃後、グリスで潤滑しますが、塗る量はごくごく薄くで十分です。
多く塗ると抵抗になってしまい、軽い操作が出来なくなってしまいます。
最後にワイヤーの遊びを少しだけ詰めて作業完了しました。
作業前、スロットル操作を特に重く感じていたわけではないのですが、
作業後は明らかに軽くなって快適になりました。
やはり清掃・潤滑は大事です。