タイヤ交換(1回目)

購入からの走行距離がもうじき1万キロになります。

タイヤが磨り減りスリップサインが出てきていて、ハンドリングもおかしくなってきているので交換します。

タイヤ交換時にいつも悩むのがどのメーカーのどのタイヤに交換するかです。

そこでまずは候補のタイヤを整理してみます。

価格はバイクタイヤ専門店マッハのサイトで2014/3/16に調べた価格です。

結局、スポーツとツーリングの間くらいに位置するダンロップのROAD SPORTSに

決定してマッハから通信販売で購入しました。

うーむ、いつものことですが高い・・・。

自分で交換するからまだ安いわけですが、バイク屋で全てお願いするといくらになるやら。

届いたタイヤ。

R1-Z用のBS BT-090も同時購入です。

私は新品タイヤの匂いが結構好きなんですが変でしょうか???

ジャッキアップ。

ZX-14Rはフロントフェンダーが深いため、車体を高めに上げておかないと

フロントホイールを取り外すことが出来ません。

そこでセンタースタンドに板材でゲタをはかせます。

ただしそれだけだとセンタースタンドを上げることが出来ないので、

リアタイヤにもゲタをはかせておいてスタンドをかけます。

リアホイール取り外し。

キャリパーを外しておいてから、割りピンを抜き、

ナット(32mm)を外してアクスルを抜きます。

リアホイール取り外し完了。

ここで注意点が一つ。アクスルを抜くとリアキャリパーのブラケットも外れます。

ブラケットにはホイール回転センサーがついているので、ブラケットが外れると

センサーのリード線を引っ張ってぶら下がってしまいます。

リード線に負担をかけないためにブラケットを吊っておいたほうが良さそうです。

エアバルブのムシの取り外し。

ムシ外しで回して取り外してエアを抜きます。

短いムシ回しでないとハブと干渉してしまいます。

ビード落とし。

ディスクが接触しないように角材でゲタをはかせます。

リムプロテクターのセット。

エアバルブの辺りにセットします。

タイヤの取り外し。

タイヤレバー3本を使って取り外します。

ポイントは反対側のビードがホイール中央に落ちているかどうかです。

きちんと落ちていればそれほど力は要らないはずです。

タイヤ取り外し完了。

無事に外れました。

エアバルブの交換。

ガソリンスタンドによくあるストレート形状のエアノズルが使いやすいように

アリート製の横向きエアバルブに交換します。

付属のゴムパッキンがねじれたりしないようにセットします。

それにしても汚いですね。洗わなきゃっ!

ビード出し。

タイヤを組み込んだらエアを入れてビードを出します。

コンプレッサーが無いので、いつも通りハンドポンプで加圧します。

エア圧3キロ前後でビードが出ました。

フロントのビード出し。

フロントも同様にタイヤを組み替えてビードをだします。

バランス取り。

前後ともに5gのウエイト1個でバランスしました。

前後ホイールを外されたZX-14R。

センタースタンドがあって良かった。

小ネタ。

タイヤ交換時はキャリパーを外す必要がありますが、外したキャリパーを巾着袋に入れて

吊っておくと良いです。ブラブラ動いて直接ぶつかる事もないし、ホースに負担がかかることも防げます。

実はこれ、以前にバイクタイヤ専門店でタイヤ交換を依頼した時に行われていた方法を真似ています。

巾着袋は100均で購入。

ハブダンパーの点検。

さすがにまだ新車から1年半しか経っておらず、走行距離も1万キロなので

ガタはありませんでした。

アクスル周辺の清掃点検・グリスアップ。

アクスルは掃除してグリスを薄く塗っておきます。

ホイールのオイルシールとカラーも掃除して、オイルシールのリップ部にはグリスを少し塗ります。

ベアリングもガタや固着が無いか確認します。

さすがにアクスルが太いです。GPZ1100は細かった・・・。

自分でタイヤ交換をするメリットはこのように各部の点検、清掃、グリスアップ等が出来る点にもあると思います。

交換前後のタイヤ比較(フロント)。

交換前後のタイヤ比較(リア)

交換によって、素直で軽快なハンドリングが復活しました。

このタイヤ自体の詳しいインプレは、・・・よく分かりません。

タイヤの評価って難しいです。

ちなみに古いタイヤの処分ですが、いつも近くのホームセンターのピットコーナーで

1本250円を払って引き取ってもらっています。

しばらく走った後のタイヤ表面。

このタイヤ、細くて浅い溝が表面にあります(矢印部)。

すぐに摩耗して消えてしまう溝なんですが、どんな目的があるんでしょうかねぇ???