相当な小ネタ。
ZX-14Rのインナーカウル固定にはM5サイズの特殊なキャップボルトが使われています。ボルトには小さなナイロンワッシャーが組み合わされます。
ワッシャーの役割は摩擦力を上げてボルトが簡単に緩まないようにするためではないかと考えていますが、本当のところはどうなんでしょう?
このワッシャー、薄く小さいのでボルト脱着時に紛失しやすいのです。注意していてもたまに落としまいます。地面まで落ちれば簡単に拾えるのでよいのですが、入り組んだ場所に入ってしまうと行方不明です。今までに行方不明にすること数回、組立て時に予備の新品ワッシャーを入れて対処したことがありました。
インナーカウル固定ボルトとナイロンワッシャー。
特にこのメーター脇は奥まっていてワッシャーを落っことしやすいのです。ZX-14Rを自分で整備するオーナーなら落とした方も多いのでは?
ちなみにボルト穴左のLEDは後付けのセキュリティーアラームのインジケーターです。
ワッシャーを紛失しにくい方法が何かないだろうかと考えていたところ、通販サイトモノタロウで良さげな物を見つけました。
「ナイロン セットワッシャー 組込用(黒色) (M5)」。
写真右側。内側の3本の突起がボルトのねじ山に引っ掛かって脱落を防止します。価格は1パック31個入りで税込み439円でした。
左側は純正品です。薄いので反り返って皿のように変形しています。
パーツリストによると純正ワッシャーのサイズは内径5.3mm、外径11.5mm、厚さ0.5mmです。それに対して今回購入の物の外径は12mm、厚さ0.8mmとわずかに大きめですがほぼ同じサイズといって良いでしょう。
純正品の材質も同じナイロンなので機能的にも同じと言って良さそうです。
ボルトへのセット状態。
突起のおかげでボルトからは簡単に脱落しません。
実際の使用例。
純正と比較して違和感なく使えます。
以上、ほとんどのZX-14R乗りの方にはどうでもよいかもしれない?小ネタでした。