パンク修理箇所。
見た目にはきれいに塞がっています。
しかし石鹸水をつけてみると、
わずかに空気漏れ。
漏れの程度を確認するために一旦空気圧を測定して24時間後に再測定をしてみました。
すると270kPaだった空気圧は240kPaに下がっていました。
このままには出来ません。
装着しているピレリのロッソ3は10,000km使いました。
磨耗していてほぼ寿命なので近々タイヤ自体を交換します。
しかし通販でタイヤを購入して交換作業も自分で行うため、すぐに交換というわけにはいきません。
そこで一旦再修理に挑戦してみることにしました。
再修理できるのかを試す目的もあります。
補修材の抜き取り。
まずは今の補修材を抜き取ります。
ニッパー先端でつまむと少しずつ引っ張り出すことができました。
抜き取りの続き。
ある程度引き出した後はプライヤーでつかんで引っ張ります。
抜けました!
抜き取った補修材。
ヒモ状です。
このタイプは後々空気が漏れることがあるとの情報がWeb上で散見されるのですがその通りでした。
修理翌日のチェックでは圧力低下はなかったので、その後の経時変化の影響でしょうか。
結果としては漏れてしまいましたが、修理してくれた十和田湖そばのガソリンスタンドには本当に感謝しています。
危うくツーリングが中断となるところを助けてもらいました。
これ、舗装路の上でよく見かける干からびたミミズそっくりです。
なぜミミズが乾いた舗装路の上へ身投げをしてしまうのが不思議でなりません。
地面に潜っていれば安全なのにどうしてなんでしょう。
再修理に使うパンク修理キット。
三角形のゴム製プラグ「ステック」を差し込むタイプです。
購入からはゆうに10年は経っています。
しかし2ヶ月ほど前に四輪車のパンクに使ったところ、ちゃんと使えました。
今回もこれを使ってみます。
作業開始。
まずはリーマ先端にゴム糊を付けて根元まで差し込んで回し、穴を拡大しつつゴム糊を塗ります。
3回以上行うよう説明書には書かれています。
ステックの挿入。
ゴム糊を塗ったステックをリーマで押し込みます。
ステックの挿入完了。
石鹸水をかけてもエア漏れは確認できませんでした。
ステックの後端を切り落として完了です。
またも空気漏れ。
・・・修理後に走った後で確認すると、また空気漏れしていました。
トホホ、再修理失敗です。
思い当たる原因はステックの差し込みが深すぎたことです。
再々修理に挑戦します。
再度挿入したステック。
前回挿入したステックはニッパでつかむと簡単に引き抜けてしまいました。
やはり深く差し込みすぎたことが原因だったようです。
ステックはオレンジ色の部分が接着剤で溶け合って接着される仕組みです。
しかし深く差し込みすぎたことで、その部分が内側に入ってしまいました。
今回は深くなりすぎないように注意して挿入しました。
説明書の指示通り、ステック後端を3mmほど残して切りました。
今度は直ったはず、と思ったら甘かった。
近所を試しに走ってみたところ、またも空気漏れしていました。
どうやら3mmほど残した部分が路面との摩擦で引っ張られてしまったのが原因のようです。
接着剤が古くゴムが十分溶けなかったのも一因かも。
新しい接着剤を使って、懲りずに再々々修理をしてみました。
青森での最初の修理から数えれば4度目の正直です。
まだ試走はしていませんが、今のところ漏れてはいないようです。
がしかし、もはやとても信用できません。
ステックが抜けてしまえば急激に空気が抜けてしまい、転倒するかもしれません。
ということで新しいタイヤに交換するまでは乗るのを控えます。
このパンク箇所は元々、穴と言うよりも裂けて亀裂が入ったようになっていました。
なのでそもそもパンク修理が困難だったのかもしれません。
そのことはパンク修理キットにも注意書きとして書かれています。
新しいタイヤは注文済みなのですが、入荷が遅れているようでなかなか届きません。
今回もピレリを選んだので、国内在庫がないと海外から運ばれてくるかもしれません。
そうするとおそらく船便なわけで結構な時間がかかってしまうかも。
早く届かないかなあ。