フロントブレーキフルードにはブレンボのLCF600プラスを長らく使ってきました。サーキットを走るわけではないので、一般的なDOT4のブレーキフルードでも十分です。しかし私はストロークの短いカッチリしたレバーフィーリングが好み。そこでレースユース向けのブレンボ製を使っていました。
長らくブレンボ製を使っていましたが、2ヶ月前の車検整備ではホンダ純正のブレーキフルードへ交換しました。ブレンボ製の用意が間に合わなかったためです。
久々に一般的なフルードを使ったわけですが、ブレンボ製と比べてレバーストロークは長めでやわらか。けれど私はカッチリしたレバータッチが好み、交換してしまうことにしました。
ただし今回はブレンボではなくモチュールのRBF600を選択です。ブレンボ製と同様にWebでの評価が良いこと、ブレンボ製より少し安かったこと、他社製品も使ってみたかったことが理由です。
モチュール RBF600。
ブレンボのLCF600と同じく樹脂ボトル入りです。ブレーキフルードだけでなく海外メーカーの油脂類は樹脂ボトル入りが多いように思います。対して国産の油脂類はスティール缶入りが主流です。
スティール缶に比べて樹脂ボトルは軽いので運搬コストでは幾分有利になりそうです。一方リサイクル性ではスティール缶に軍配が上がりそうです。メーカーが何を重視するかの違いが表れているのかも。
RBF600の色。
ホンダ純正フルードより黄色がかっています。これもブレンボのLCF600と同様です。
交換作業中。
フルードを受けに使っているのはしばらく前に自作したボトルです。市販品を参考に吊り下げられるようにしたことで作業性が良くなりました。ボトルが倒れてフルードをこぼしたり、チューブが引っ張られて外れることがなくなりました。
交換後のインプレ。レバーを握った時のストロークが短くなり、かっちりしたフィーリングになりました。ブレンボのLCF600プラスと同じです。一般的なDOT4のブレーキフルードとの差はわずかですが、私はやはりこの方が好みです。
フルード付属の説明書の記載。
ドライ沸点は華氏594°F、約600°F。製品名の「RBF600」はこの値に由来するのかもしれません。