来月末の車検を前にここ1ヶ月ほど点検整備を進めています。今回は点検整備項目の1つであるプラグを点検しました。
プラグ脱着は作業性が悪いので気が乗らない作業です。外して点検しなくても多分問題ないとは考えてはいますが、エンジン周りの目視点検も兼ねて行いました。
エンジン上部。
カウル他諸々を外してようやく姿を現します。ここからが本番。
スティックコイルの取り外し。
これは固くはまっていて抜けない場合の取り外し方法です。マイナスドライバーを隙間に差し入れ、木片を支えにしてテコの原理で持ち上げます。
ただし固着気味でなければ、グリグリと左右に回しながら引き抜けば外れるはずです。一度外したらコイルのヒダの部分にシリコングリスを塗っておけば次回取り外しがスムースです。
外したプラグ。
かぶっている様子もなく問題ありません。元に戻します。
プラグの締め付け。
ハンドルを使わず指先だけで締め、最後にトルクレンチで締めます。プラグは再使用なので角度にして30度位締め込むことになります。新品プラグの場合はネジ部のガスケットが潰れていないので90度位の締め込みになります。
毎度のことながら2番は回しづらくて苦しい。
スティックコイル。
目視点検しましたが特に異常なし。
引き抜きやすくするための仕掛けを作っておいてほしかったなあ。以前整備したBMW F650GSのイグニッションコイルは上端に引き抜き用の特殊工具を引っ掛ける突起がありました。
エアスイッチバルブのコネクター。
内側にオイルが付着しているのを発見。ここにオイルが付着するのは妙です。バルブ内の流路から漏れているのか? これといって不具合は出ていませんが気に留めておきます。
スティックコイルとコネクターの復元完了。
コイルは強く押し込まないと正しい位置まで入りきりません。入念に確認します。
プラグ脱着作業時の一工夫。
アイドリング回転速度コントロールバルブアクチュエーター(長い部品名ですな)は固定ボルト取り外し後、ヒモで引っ張ってずらしておくと作業の邪魔になりません。
クーラントのリザーバータンク。
わずかに減っていたので20mlほどだけ補充。
ヘッドカバーからのオイル漏れ確認。
オイル漏れ修理で半年前にガスケットを交換しました。念のために再発していないか確認しましたが、オイルのにじみはなく問題ありません。当たり前と言えば当たり前ですが一安心。何年持ってくれるかな。
今回の整備で車検前の整備はおおむね完了しました。車検を受けるために予約をしましょう。
私にとって車検時の排ガス検査は鬼門です。今まで毎回やり直しになっています。今回は一発合格したいですがどうでしょう???