ボルトの緩みにご用心 2017/12

ZX-14Rのアンダーカウルの固定ボルト、無くなっていたことはありませんか?

緩んで脱落してしまうことが多いようなので検証してみます。

ZX-14Rのアンダーカウル固定ボルト。

5年、約2万キロ乗りましたが、ここの固定ボルトが脱落していたことが、2,3回あります。

どうも緩みやすいようです。

固定ボルト比較。

脱落したボルトを注文するためにパーツリストを眺めていたところ、

私が所有する2012年式と、2013年式以降では固定方法が変更されているではありませんか!

やはり緩みやすいので対策されたようです。

2012年式ZX-14Rは、ボルトに樹脂ワッシャーの組み合わせです(左)。

樹脂ワッシャーで摩擦を稼ぎ、緩みを防止する考え方のようです。

しかし、樹脂ワッシャーで得られる摩擦はさほど大きくありません。

樹脂ワッシャーは徐々に変形もするので、それだけでも緩んでしまいます。

それに対し2013年式以降は、フランジ付きのカラーの組み合わせです(右)。

これなら、ステーに対してボルトを強く締付けることができ、

大きな摩擦が得られるので緩みにくくなります。

この組み合わせを2012年式にも使いたいところですが、

カウルの穴が小さく、そのままでは使うことは出来ませんでした。

穴を拡大すれば使えるのかもしれませんが・・・。

2012年式ZX-14Rを所有している方はご注意を。

固定ボルトがなくなっているかもしれませんよ~。