「リアタイヤの位置がずれている?」
ZX-14Rを購入してから、ずっと感じていたのです。
車体中心からリアタイヤの位置が左に5~10mm位ずれているように見えます。
今回検証してみたところ、ずれているのはリアタイヤではなくリアフェンダーのようでした。
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ZX-14Rは新車で購入しました。
それから幸いにも無事故・無転倒、手放しでも真っ直ぐ走ります。
なのでフレームをはじめとした部品の歪みは考えにくいです。
なのにリアタイヤが車体中心からずれているように見えるので不思議でした。
ひょっとしてそういう仕様なのか、とWeb上の写真を検索してみました。
レビュー記事などでは真後ろから撮影した写真が掲載されています。
それを見ると、同じようにリアタイヤがずれているように見える写真がありました。
まさかそういう仕様?
実車で検証してみました。
検証用写真。
極力真後ろからとなるように撮影しました。
赤い基準線はリアタイヤとブレーキランプを基準に書き込んでいます。
検証結果としては、どうやらフェンダーが右へ傾いているので、リアタイヤの位置が左にずれて見えるようです。
リフレクターの位置に注目すると、フェンダーが傾いているのがよく分かります。
同じようにずれて見える写真がWeb上で見受けられることを考えると、
樹脂製フェンダーが成型時に歪んでいるのかもしれません。
フェンダー自体の歪みがなくても、取り付けに問題がある可能性もあります。
フェンダーを外す機会があればさらに検証してみますか、って、そんな機会はあまりありませんが。
ちなみに今回、リアアクスルシャフトの位置ずれも疑いました。
左右でずれていれば、リアタイヤは傾きます。
私はチェーンの張りを調整する時、アジャスターの目盛りで左右を合わせていますが、
アジャスターの目盛りはあてにならないとも耳にします。
そこでスイングアームピボット基準でアクスルシャフトの左右の位置を測定してみました。
メジャーでの簡易的な測定ですが、左右の位置ズレは0.5mm以下程度、原因とは考えられませんでした。
フェンダーの傾き以外に気が付いたことがもう1つ。
それはマフラーの取り付け高さのズレです。
左側を基準にすると、右側が10mm位高いのです。
元々なのか、それともスイングアーム整備で脱着した時以降か?
実害は有りませんが、もう少し揃っていてほしいところです。
フェンダーレス化とマフラー交換、どちらも定番カスタムです。
なので純正部品のこれらの位置が少々ずれていても、気が付くオーナーは少ないのかもしれませんね。