ゴールデンウィークです。
しかし新型コロナウイルスの影響で、あまり出掛けることも出来ず退屈な毎日が続いています。
そこで、以前から気になっていたリアの足回りの整備をすることにしました。
リアサスのリンクやスイングアームの可動部を分解して、磨耗や潤滑状態を点検します。
新車購入から7年半、約35,000kmを走行していますが、はたしてどんな状態になっているのでしょうか???
これらの箇所の整備をするには、マフラーを取り外す必要があります。
ついでにセンタースタンドも一旦外して整備しました。
マフラーとエキパイの接続部。
マフラーを取り外すには、ここのバンドを緩めなければなりません。
しかしご覧の通りバンドのボルトはかなり錆びています。
新車購入から一度も触っておらず、固着していて簡単には緩みそうにありません。
そこで、ラスペネをたっぷり浸透させて緩めようとしました。
・・・結果としては緩んでくれましたが、少々手こずりました。
左側マフラーの取り外し後。
すっきり。
私は純正マフラーが気に入っていますが、社外の右側1本出しマフラーに交換すれば、
チェーンのお手入れはしやすいかも。
両側のマフラーを外すと、エキパイはエンジンの排気ポート部だけで固定されていることになります。
ジャッキなどで支えておいた方が良いかも、と考えていましたが杞憂でした。
しっかり固定されていて、支えは不要でした。
取り外したバンド。
片側は固着がひどく、バンドに溶接されているナットが緩める時に外れてしまいました。
どうしても緩まない場合は、ハンドグラインダーでボルトを切ってしまうのが早いでしょう。
エキパイ内部の触媒。
初めてみました。
こうなってるのね。
接続部のガスケット取り外し。
取り付け時は新品に交換するので、壊しながら取り外してしまいます。
リアサスのリンク整備時に問題になる場所。
当HPからリンクさせてもらっているTOMOさんの整備情報によると、
矢印部、センタースタンドのスプリング先端が干渉して、リンクの固定ボルトが抜けないそうです。
そこで、
スプリングの取り外し。
スプリングが無くてもセンタースタンドは立てられるはずなので、取り外してみることにしました。
スプリングを外してセンタースタンドを立てた状態。
問題ありません。
リンク、スイングアームの整備中はこうしておきましょう。
サービスマニュアルによると、リンクの分解整備時はセンタースタンドを外して行うように指示があります。
つまり、センタースタンドのスプリングも無く、支障にならない想定です。
しかしセンタースタンド無しでは、別の方法で車体を支えておかねばならず簡単ではありません。
ちょっと無理がありますよ、カワサキさん。
と、書きましたが、仕様によってはセンタースタンドの装備のないモデルもあります。
カワサキとしてはあくまでセンタースタンド無しで車体を支えておく想定のようです。
センタースタンドの取り外し。
せっかくの機会なので、センタースタンドも整備します。
整備しなくても問題になることはあまりないでしょうけど。
取り外し完了。
重さを量ってみたところ、約1.4kgでした。
外せば軽量化できますが不便になります。
軽量化したいなら、ダイエットしたほうが良さそう。
化粧直し。
錆びを落とし、部分的に塗装しなおしました。
せっかくなので。