継続検査(車検)2021/9

月曜日、会社の年休を取って向かった先は北陸信越運輸局松本自動車検査登録事務所、通称陸運局。ZX-14Rの4回目、9年目の車検に行きました。

結果としては無事に完了しましたが排ガスのCO(一酸化炭素)値が高く再検査を2回。3回目の検査でようやくパスしました。過去の車検時も毎回排ガス検査が1回でクリアできませんでしたが今回もまた同じ。私にとっては恒例行事、夏の終わりの風物詩なのでした。

ワコーズのフューエルワン。

お薬を飲ませて胃腸の調子?を整えます。情報交換させてもらっているTOMOさんの検証によるとCO低減に効果があるようなので事前に投入しました。

TOMOの部屋 排ガス検査についてのあれこれ

それでは自宅を出発します。

松本自動車共同ビル。

陸運局からは100mほど離れた場所にあります。ここで車検に必要な印紙を買い、今後2年の自賠責保険に加入します。

自宅からの距離は5分あまりです。近くてユーザー車検にはとてもありがたいのですが、近すぎるために道中エンジンが十分に暖まりません。そこでわざと遠回りして15分ほどかけてやってきました。

用を済ませ陸運局へ移動します。

陸運局到着。

さあ勝負。事務所内の受付機械に車検証のQRコードを読み取らせます。予約照合と受付処理がされ、印刷出力された「自動車検査票」を受け取ります。継続検査申請書と重量税納付書も作成して準備完了、検査ラインへ向かいます。

まずは検査官による外観検査、機能確認です。車体番号の照合。ウインカー、ハイ・ローヘッドライト、ホーン、ブレーキランプの動作確認。今回はハンドル幅の測定もされました。逆にアクスルナットなどの緩みの打音確認はありませんでした。

これらは無事に終わり、測定器による検査に移ります。鬼門の排ガス検査が最初に待ち構えます。

残念!

またも排ガス検査のCO(一酸化炭素)濃度で引っ掛かってしまいました。これは2回目の値です。過去の車検も含めて今までで最悪の数字、ワースト記録更新です。基準の3%の倍以上とは。

1回目の測定では3.83%でした。基準を少しだけ上回っているので触媒をもう少し暖めればクリアできそうと考えました。そこで空ぶかしをして再測定した結果がこれです。なぜなんだ、どうしてなんだっ???

こうなれば2年前の実績のある方法を行うしかありません。陸運局から少し離れた田んぼ道を1速中心でグルグル走り回ってきました。その後再測定をしたところ、ようやく合格しました。

表にまとめてみました。うーむ。私の場合、排ガス検査合格のためには近所を走り回ってくるしかないようです。

合格後、検査ラインの外にて。

ちなみにヘッドライトの光軸は何の調整もなしに一発合格でした。前回車検時から触っていないので当たり前か。排ガスのHCの値も基準値内で問題なしでした。

新旧ステッカー。

事務所で書類一式を提出して新しいステッカーと車検証を受け取って全て完了です。やれやれ。

「保安審査における不適合状況のお知らせ」と「審査結果通知書」

不適合箇所があって一発合格できないと発行されます。2組、計4枚も貰ってしまいました。貰いたくないのになあ。

今回は燃料添加剤を投入し、エンジンが暖まった状態で測定に臨みましたがCOの値がクリアできず焦りました。Webで検索するとZX-14Rは排ガス検査にどうも一癖あるようで、再検査になる方がちらほら見受けられます。

しかしそれにしてもCO濃度8%近くはちょっと酷いような。私の14Rには何か問題があるのかな?

まあ3回目でパス出来たので結果オーライ、良しとしましょう。もし4回目の排ガス検査を受けることになっていたら、検査手数料をあらためて納付しなければならないところでした。

1つ勘違いしていたことがありました。1日に受けられる再検査は2回まで、最初と合わせて合計3回までと思っていました。しかし本当は手数料を納めて同日中に4回目を受けることは可能とのことでした。

持参品。

記録も兼ねて載せておきます。いずれもヘッドライト光軸測定関係です。

2枚の小さなダンボール板はロービームヘッドライト遮蔽用。大きなダンボール板は測定しない側のライトを隠すための物です。乗車したままでライトの前にかざします。

4mmのヘックスソケットは光軸調整が必要になった時にインナーカウルを外すための物ですが出番はありませんでした。

<費用合計>

検査手数料 1,700円

重量税 3,800円

自賠責保険料 9,270円(2年前より2,250円値下がり)

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合計 14,770円