荷掛けフック流用取り付け

私のZX-14Rにはカワサキ純正のトップケースを取り付けています。

そのために純正グラブバーをトップケース用ステーに交換しているので

元々グラブバーの左右についていた荷掛けフックがなくなってしまっています。

これではタンデムシート部に荷物を積む場合にゴムロープを引っ掛ける場所が

無くなってしまっていて不便なのでフックを追加することにします。

現在の構成。

既にトップケース取り付けステーのボルトを社外の荷掛けフックに交換しています。

・・・ですがタンデムシート部に荷物を積んだ場合、フックの角度のせいもあってゴムロープが

うまく引っ掛からず逃げてしまいます。

そこで、これを純正グラブバーについていたフックと交換したいと思います。

純正グラブバーのフック。

これをトップケース用ステーに移植します。

ただ、ちょっとした問題があって、この純正グラブバーフックの固定ボルトはM6です。

対してトップケース用ステーのボルトサイズはM8と異なります。

そこで取り付け時にちょっと工夫することにします。

純正グラブーの荷掛けフック改造。

左が改造前、右が改造後です。このフックには位置決め・回転防止のためのピンがありトップケースステーに

取り付けるには邪魔なので切除してしまいます。リューターで切断砥石で切った後に削って平らにします。

加工が完了したフック。

取り付け面のピンが無くなり平らになりました。

取り付けのための準備品。

M6長さ50mmのキャップボルト、緩み止めナイロンナット、内径6外径8長さ10mmのスペーサー、M6の大き目のワッシャー。

仮組み。

こんな感じで組み付けます。スペーサーを入れることでステーのM8ボルト用の穴にM6のボルトを合わせます。

組み付け。

ところがステーの裏面の溶接ビードと干渉して用意していた大きなワッシャーは使えませんでした。

仕方ないので通常サイズのワッシャーを使います。

装着完了。

使用状態。

ゴムロープがきちんと引っ掛かるようになり、キャンプなどに行く時に荷物を積みやすくなりました。

今回使用したステンレスボルトはあまり好きではないので、そのうちスティール製のボルトに

交換したいと思います。