ブレンボ RCSラジアルマスターシリンダー

2018/2 追記

ブレンボRCSラジアルマスターシリンダーの模造品(偽物)が流通しています。

くれぐれもご注意を!

模造品に注意! 2018/2

ブレンボ製RCSラジアルマスターシリンダーに交換します。

このマスター、レバー比を可変できる上にブレーキスイッチ付です。

以前からマスターをブレンボにしてみたかったのですが、ブレーキスイッチを用意しなければならない点で

躊躇していたので嬉しい製品です。

準備品。本体、ミラーホルダー、M10ピッチ1.0のバンジョーボルト、ブレンボ用のリザーバータンクホース、平型端子。

フルードも補充になるので用意しました。

箱の中身。

ダブル用のバンジョーボルト、銅ワッシャー、スイッチ、説明書、ステッカーが付属しています。

言い訳が書いてあります。サーキット専用ならスイッチは基本要らないでしょうが。

バンジョーボルトを仮組みしてネジピッチを確認。国産車と違ってピッチは1.0ミリになります。

この作業に限らず社外品パーツを組むときなどは事前に仮組みして問題ないかを出来るだけ確認するべきでしょう。

いざ組み立てる時に問題があると、分解中だからパーツを買いに乗っていけない!なんてことにもなります。

付属ブレーキスイッチのコネクターはギボシ仕様です。

そのままでは接続できないので平端子に交換します。

交換完了。長さを短くして平端子に交換しました。

平端子の圧着部はショートしそうなので熱収縮チューブをかぶせて絶縁しました。

さらにショートしにくいように両極の配線長さを変えてずらしました。

・・・スイッチの耐久性が若干心配です。日本製以外の電気部品をあまり信用していないので・・・。

取付け前に摺動部のグリスアップと締結部の緩みのチェックをします。基本ですね。

ニッシン製ラジアルマスターシリンダーとの比較。

今回リザーバータンクのホースを購入している理由がこちら。

ニッシンのマスター・リザーバータンクのニップル径と比較してブレンボ製のそれは直径で1mmほど小さいために

ホースがニッシン用だと緩すぎになってしまいます。逆にブレンボ用にホースを選定するとニッシンにはきつすぎますが、

なんとか挿入できました(クリップが要らないほどきつい)。後日リザーバータンクを交換することにします。

ブリーダーボルト(追記です)。

ボルトの対辺寸法が国産車ではほとんど使われない11mmです。

モンキーでも回せないことはないですが、メガネレンチの方が作業しやすいので

持っていない場合はあらかじめ準備しておいた方が良いでしょう。

ちなみに11mmのレンチはパッと見て10、12mmと見分けがつきにくいので、

写真のように赤いマーキングをしています。

取付け完了。

肝心のインプレですが、可変レシオについては18mmと20mmを比較すると18mmの方が良いです。

当然20mmよりストロークは大きくなりますが、18mmの方がストロークが適度でコントロールしやすく効かせ易く感じます。

次にニッシン製のラジアルマスターと比較ですが、18mmでの比較ですが若干ブレンボの方がコントロールしやすい、分かり易いと思います。

ただ、その差は小さいと思います。ニッシン製もなかなか良い出来だったと思います。

マスターシリンダー自体は交換しましたが、私はショートレバーで2本掛けが好みなのでレバーを交換しました。

用意したショートレバー。

重ねて比較。

長さはオフ車用のショートレバーのように短くはなりません。ノーマルと比較して指1本分位短くなります。

また、少し曲がりが強く、端部が前方に出るようになります。

好みで合う・合わないがあると思いますが私は気に入っています。

さて、装着したブレンボRCSラジアルマスターシリンダーですが、

しばらく使用しているうちにきしみというかガタが気になってきました。

対応方法はこちらへ。