ZX-14Rに装着中のブレンボRCSラジアルマスターシリンダーを
整備していたところ、ブレーキフルードの漏れを発見してしまいました。
詳しくはこちら。
一旦経過観察としましたが、同じマスターシリンダーを装着している
R1-Zも点検してみることにしました。
ZX-14Rに装着のRCSラジアルマスターシリンダー。
ブレーキフルードが漏れています。
そこで、R1-Zも点検してみると、
同じようにフルードの漏れ発見。
ZX-14Rに装着の物よりは少量ですが、フルードが漏れています。
量の違いは動作回数、つまり乗る頻度や距離の違いでしょうか。
ZX-14Rの物が7年で35000km使用(2010にGPZ1100に取り付け.2013に分解点検、ZX-14Rへ移植)、
R1-Zの物が3年で約4000km(2014に購入取り付け)。
分解。
漏れの原因を究明するため、分解して点検します。
シリンダー内面に傷などはなく、全く問題ありません。
ピストン。
セカンダリーカップのリップ部を点検しましたが、こちらも傷などはなく全く問題なし。
部品に異常がないこと、ZX-14RとR1-Zの2台に装着されたものの両方で同じように
漏れが発生していることを考えると、「仕様」なのかもしれません。
漏れをゼロにするには、リップのシリンダーへの接触を強く設定すれば良さそうですが、
それではフリクションも増えてしまい、操作フィーリングとしては悪化しそうです。
そこでブレンボでは、わずかなフルード漏れが発生することを承知で、
弱めの設定としているのかもしれません。
本当の所はブレンボに尋ねてみないと分からないのですが。
実用上の問題はないので、使用を継続することにします。
同じマスターシリンダーを装着している方、あなたのは漏れが発生していませんか???