タイヤを交換します。
仕様より幅の広いタイヤが装着されていたことと、
古かったことが理由です。
元々装着のタイヤ。
DUROという台湾メーカーのタイヤです。
本来の仕様ではフロント2.50-18、リア3.00-18ですが、
この車両にはフロント2.75-18、リア3.25-18と0.25インチずつ幅の広いタイヤが装着されていました。
サイズが無かったのか、カッコ重視で選択したのかは分かりませんが、
メーカーが設定したタイヤサイズはむやみに変更すべきでは無いと考えています。
実際問題、リアタイヤは干渉していました。
製造年月日はフロントが2010年の第51週、リアが2013年の第10週でした。
ほとんど摩耗はしていませんが、フロントは古いです(現在は2015年2月です)。
タイヤ交換をケチると痛い目に遭うので交換します。
購入した新品タイヤ。
IRC製でフロントがNF20、リアがNR21、信頼の日本製です。
カテゴリー的にはフツーのタイヤです。ビジネスバイク向け?
Amazonで購入しましたが、フロント、リア共に2014年後半の製造で新鮮でした。
タイヤは生ものなので出来れば新鮮なもので交換したいです。
現在ではほとんど使われないタイヤサイズのため、選択肢はほとんどありません。
古いバイクのレストアで困るのがタイヤだと聞いていましたが納得です。
タイヤだけは加工して流用したり、ワンオフで作ったりはできないので、
適合するタイヤが入手出来ない場合はホイールから変更するしかないケースもありそうです。
チューブとリムバンド。
タイヤの製造日から想像すると中身のチューブも古そうなので新品に交換します。
リムバンドも交換します。いずれもダンロップ製です。
交換開始。
まずはムシを抜いて空気を抜きます。
ムシ回しは写真のような短くて細い物がおすすめです。
長いとハブに干渉してしまいます。
タイヤの取り外し。
リムプロテクターを装着してからタイヤレバーでリムをめくっていきます。
・・・予想通りリムの内側は錆びているようでタイヤのビードが茶色くなっています。
取り外し完了。
リムバンドも取り外しました。
リム内側の錆び。
かなり錆びています。
今回は一旦タイヤを組みますが、後日余裕があればタイヤを外して
錆びを落としたいところです。
新品のリムバンドへの交換。
用意しておいた新品のリムバンドに交換です。
ビードワックス塗布。
タイヤを組込みやすくするためにビードワックスを塗ります。
タイヤの組込み。
再びリムプロテクターをセットして、タイヤレバーでタイヤを組込みます。
空気の充填。
相変わらずコンプレッサーは持ち合わせていないので
ハンドポンプで頑張ります。
とは言ってもZX-14Rのリアタイヤと比べると楽勝です。
ビードが均一に出れば完成です。
新旧タイヤ比較(リア)。
スペック的には0.25インチ(1.27cm)だけ幅が違うはずなのですが、
それ以上に違うように見えます。
元々装着のタイヤはパターンが横に張り出してました。
チェーンガード取付け部。
タイヤが適正サイズになったので干渉はなくなりました。
「5ウ」表示。
何を示しているのかは分かりませんが、タイヤ側面にスタンプされていました。
間違いなく日本製のようです。
新しいフロントタイヤ。
フロントも交換完了。ヒゲだらけです。
前後タイヤ交換完了。
使われていたムシ。
右の長いタイプは初めて見ました。
昔はよく使われていたらしいです。