CL125 その61 エンジン取外し

エンジンをオーバーホールするために、フレームから取り外します。

重いエンジンを降ろすのは1人だと若干不安ですが、

慎重に行なえばきっと大丈夫?でしょう。

腰を痛めないように注意します。

作業開始前。

エンジンとつながっている物、キャブ、チェーン、ハーネスなどを外していきます。

エンジンオイル抜き取り。

エンジンを降ろしてしまうと、抜き取るのが手間なので車載状態で抜いておきます。

それにしてもオイルが汚れています。

交換から1000キロも走っていないんですけどね。

ブローバイが多すぎるのが原因と推測。

下準備完了。

あとはマウントボルトを取り外せば、エンジンはフリーになります。

マウントボルト取り外し。

エンジンの下支え。

マウントボルトを抜くと、エンジンが落ちてしまうのでジャッキで支えておきます。

ジャッキは先端にゴムパッドを取り付けた改造品です。

何かと出番が多いので、1つ作っておくと重宝します。

エンジン上側のマウントボルト取り外し。

ハンガーの三角プレートも取り外します。

エンジン取り外し完了。

1人でも無事に降ろすことができました。

2気筒ですが125CCなので、体感的にはR1-Zのエンジンより軽く感じました。

ここまでの所要時間は1時間程度でした。

エンジンの抜けたフレーム。

車体。

取り外したタンクなどを仮組みして保管します。

チェーンも取り回しで邪魔になるので外しました。

エンジンが無いと、軽くて自転車のようです。

降ろしたエンジン。

タペット調整カバーが固着していて緩めにくいことが多いので、

エンジン分解前のこの状態で緩めておくことにします。

ヘッドを外してしまうと力が加えにくいので。

レンチをかけて、エイッと力を込めたところ、

割れてしまいました!

なんてこったい!やっちまいました・・・。

部品取りの中古エンジンは購入済みなので、カバーの代わりはあります。

しかし、とりあえずこのカバーを緩めて外さなければなりません。

そこで、

タガネで緩めました。

外周にタガネをくいこませ、緩める方向へハンマーで叩きます。

最初の数回はカバーが削れるだけでなかなか緩みませんでしたが、

場所を変えて数回挑戦しているうちに緩めることができました。

ヘッドに傷も付けずに済みました。ホッ。

この緩め方、ボルトの頭をナメてしまったときに、

センターポンチとハンマーで緩める作業と同じです。

作業用の木枠作り。

エンジン単体では不安定で作業がしづらいので、木枠を作ります。

ホームセンターで購入した2x4材を切り、枠を組み立てます。

エンジン底面の寸法を測り、安定して載せられるサイズにします。

今回は内側が200mm角になるようにしました。

作業台に載せたエンジン。

木枠にうまく収まったので、安定しています。

さて、次は分解作業です。

中身はどうなっているのやら!?