バイクに乗り始めてからずっと、チェーンには専用のチェーンルブを給油していました。ですが頻繁に給油しているのにも関わらず今一つに感じていました。その理由を挙げてみます。
1 フリクションが大きい、なんだかゴロゴロする
2 徐々にチェーンが固着してくる、部分的な固着でゴロッ、ゴロッと異音が発生することも
3 ホイールやリア周りに飛び散ったチェーンルブが取れにくくて掃除が大変
4 チェーンクリーナーを使った洗浄も必要になってくる
5 チェーンが伸びやすく、スプロケも減りやすい気がする
数年前、Webでチェーンにエンジンオイルを給油する方法を知りました。それからはもっぱらエンジンオイルを給油しています。メリットを挙げてみます。
1 フリクションが小さく、手でホイールを空転させてみても軽く回る
2 チェーンが固着しにくい
3 掃除が簡単、拭き取りで十分
4 ルブのように固まっていかないのでチェーンクリーナー不要
5 チェーンが伸びにくく、スプロケも減りにくい気がする
エンジンオイルの給油方法を紹介してみます。
古いオイル・汚れの拭き取り。
給油前にまずは掃除です。走行直後だとチェーンもオイルも温まっていて拭き取りやすく、給油した油のなじみも良いと思います。
給油道具。
普段自宅で使っているのが黄色いオイラーです。私は100%エンジンオイル派ですが、添加剤などで粘度を上げる人や、
粘り気の強いチェーンソーオイルを使う人もいるようです。白い小さいボトルはロングツーリング時の携行用です。
給油作業にはあとは軍手とウエスがあればOKです。
シール部への給油。
オイラーの先端部を溝に入れておき、右手でタイヤを回しながら連続的に給油します。反対側のシール部も同様に給油します。
ローラー部への給油。
シール部と同様にローラーの端にオイラーの先端部をあてがっておいて給油します。ローラー部については片側から給油すれば浸透すること、オイラーのノズルがあてにくいので私は片側からしか給油しません。
ポイントは多く給油しすぎないことです。少なめに、もうちょっと足そうかなという位で十分です。多すぎても飛び散るだけです。
デメリットとしてはさすがに持ちが悪いので、マメに作業を行える方向きです。給油頻度は走行距離にして500キロ毎位でしょうか。特に雨天走行ではオイルが簡単に流れてしまうので、早めの再給油が必要です。
ただし給油作業は慣れれば5分程度なので、帰宅後にさっと行えば苦になりません。
現在使用しているオイラーですが、ちょっと使い勝手が悪いのでチェーン給油専用のオイラーを作ってみることにします。