ウインカーリレーを分解してみた 2個目

2020/7/17作成

しばらく前にウインカーリレーを分解しました。

労力の割りにはあまり面白くありませんでした。

しかし、懲りずに2個目を分解してみることにします。

なぜかというと、既に買ってしまって手元にあるから。

いざ分解開始!

今回分解するウインカーリレー。

平成14年式ヤマハ マジェスティ250の物です。

ヤフオクで99円でした。

なぜこのリレーを選んだかというと、妙に細長く大きいからです。

先日分解のZZ-R1100(D型)用のちょうど2倍位の大きさがあるので、中身が気になったのです。

信頼のデンソー、日本製。

コネクター。

3本のピンが実装されていました。

ZZ-R1100用は2本でした。

コネクター部のカバー取り外し。

おっ、内部に樹脂が充填されていない、簡単に分解できる!、と思ったらやっぱり甘かった。

殻割り。

奥の方にはやっぱり樹脂が充填されていて、中身を引っ張り出すことはできませんでした。

殻を切って割って中身を取り出します。

ピンに近い側にはリレーと思われる部品が入っていました。

樹脂の除去。

前回同様、結局樹脂をホジホジして取り除くことになってしまいました。

つまらない作業だなあ。

樹脂を取り除いてZZ-R1100用(左)と比較。

全体の構成は似ています。

ただし、ZZ-R1100用では出力部にパワートランジスタが使われていました。

一方で今回分解のマジェスティ用では、それがリレーに置き換わったような構成です。

それ以外のICやコンデンサ、抵抗などの構成はほぼ同じようです。

取り外したリレー。

半田を除去して基板から取り外しました。

さらに分解してみます。

中身。

やっぱり、コイルとメカ接点が組み合わされたいわゆるリレーです。

リレーを使っている理由は、ウインカーの作動を音で知らせるためではないかと予想します。

スポーツ系のバイクだと、カッチカッチと音がするのは好まれないでしょう。

しかし、スクーターでは音が聞こえる方が分かりやすいので、作動音が出るリレーを使っているのではないかと。

推測ですけどね。

気になった部分。

コネクターのピン近くに、コの字形の金属線が取り付けられています。

測ってみると直径は1.2mm、ジャンパー線にしては太くて立派すぎます。

よく見ると、両端近くで2ヶ所ずつ潰されていてくびれています。

高ワット数の低抵抗器の代わりとして使っているのでしょうか?

回路図を起こしてみれば真意がわかるかもしれませんが、そこまではちょっと。

前回のウインカーリレー分解よりは楽しめました。

次は、負圧センサーを分解してみますよ。