アンダーガードを外したついで、エンジン下部の整備をしましょう。
ボルトの緩みチェック。
ボルトは緩むものです。
主要なボルトはチェックしておきましょう。
写真はエンジンガードの取り付けボルトです。
この車両、社外品のエンジンガードが取り付けられているのですが、
なぜか場所によってボルトの種類・材質がバラバラです。
私の好みとしては、出来ればスティールのボルトで統一したいところです。
エンジンオイルの点検。
前回交換から1年も経っておらず、走行距離700kmということなので、汚れは問題ありません。
量については少なめだったので、継ぎ足したいところです。
しかし、オーナーがディーラーで尋ねたところ、
とにかく規定量だけ入れてください、と言われたそうです。
一般的には上限まで入れるものですが・・・?
シフトペダル固定ボルトの増し締め。
緩んでいて、ペダルの固定にガタが発生していました。
車種を問わず緩みやすい箇所です。定期的に点検したいところです。
緩みにくいように対策してしまうのも良いと思います。
ワイヤリングする、少し長いボルトに変更してナットを併用する、
ゆるみ止め剤を使うなどの方法があります。
今回は低強度のゆるみ止め剤を使いました。
サイドスタンドのピボットボルト。
ゆるんでいました。
グリスアップもしたいので、一旦分解します。
部品構成・構造。
・・・この構造じゃ、ゆるみやすいですぜ、BMWさん。
日本車を見習って下さい。
ピボットボルトのねじ山へのゆるみ止め塗布。
構造は変えられないので、お薬で対処しておきます。
復元完了。
緩みに早く気が付いて良かったです。
緩みが大きくなってくると、サイドスタンドの使用時の
車体の傾きが大きくなってしまいます。
クラッチケーブル。
ケーブルにホツレはなく問題なし。
防錆のためにグリスを少し塗っておきましょう。
カバー・カウル類のナット。
特徴的なので取り上げてみます。
楕円に変形させてあり、ネジとの摩擦をかせいでゆるみ止めとしています。
国産車では使われない手法ですが、ヨーロッパでは一般的なようです。
カウルの復元中。
復元完了。
ちょっと試走してきましょう。