R1-Z(その55・・・エンジン分解・・・後編)

引き続き分解していきます。

腰下・クラッチ側の分解。

外周のボルトを緩めて外します。

レンチで緩めた後は電動ドライバーを使って作業スピードアップ。

ミッションオイルのドレンボルト取外し。

忘れずに取外しておきます。

このボルト、カバーは貫通しているだけで、クランクケースのネジ穴で

固定されているので、取外さないとカバーが外れません。

カバーの取外し。

叩いて外すためのリブ?があるので、プラハンで少しずつ叩いて外します。

ノックピンが2箇所に入っているので、少しずつ均等に叩き、

カバーが斜めになってこじらないようにします。

カバーの取外し完了。

酷い汚れは無く、状態は悪く無さそうです。

カバー側。

今のところ問題無さそうです。

クラッチの分解。

4本のボルトを緩めます。

プレートの抜き取り。

センターナットの取外し準備。

緩み止めのワッシャーの爪をタガネで寝かせます。

ですがこれだけではワッシャーのツメがソケットレンチに干渉してしまうので、

スティールの棒で押して平らにします。

これでソケットレンチがしっかりナットにかかります。

センターナットの取外し。

特殊工具で回り止めをして、ナットを緩めます。

インナー・アウターの取外し。

クラッチの取外し完了。

キックアイドルギアの取外し。

スナップリングを取外して抜き取ります。

シフトシャフトの抜き取り。

既にキックシャフトは外してあります。

プライマリドライブギア取外し。

サービスマニュアルの指示に従って、フライホイールをホルダーで

固定しておいてナットを緩めます。

フライホイールは既に取外してしまっていたので、一旦仮組みをしています。

しかし、この方法、クランクの組立てが狂ったりしないのでしょうか???

ベアリングリテーナーの取外し。

上下クランクケースにまたがっているので、

取外しておかないとクランクケースが分割できません。

クランクケース分割。

シリンダーヘッドの取外しと同様、番号の大きい順に徐々に緩めます。

クランクケース分割。

外周をのリブをプラハンで少しずつ叩いて分割します。

分割完了。

ノックピン(スティール製)が錆びて固着していたせいで、少し手間取りました。

シフトフォークの状態。

摩耗は少なく、そのまま使えそうです。

以前に分解したエンジンではこんなこともありましたが。

シフトドラム・シフトフォークの取外し。

押さえを外します。

プラスネジはインパクトドライバーで緩めておいてからドライバーで回します。

シフターのストッパーピンの取外し。

ナットの緩み止めをタガネで曲げ戻します。

ロワークランクケース。

スラッジの堆積がありますが、異常なレベルではなさそうです。