キャリパーの組立て、車体への復元作業を行います。
ピストンのシールに使うグリス。
今回はこれを使ってみることにします。
ヤマハのシールを購入すると付属してくる物です。
私の場合、シリコングリスやメタルラバーを使うことが多いですが、試してみましょう。
シールの組込み。
腐食防止も兼ねてしっかりグリスを擦り込んでおきます。
ピストン。
磨きましたが腐蝕痕が残っています。
フルード漏れが発生するレベルではありませんが、次回は新品交換しましょう。
ピストン組込み完了。
キャリパー分割面のシールのセット。
不本意ですが、元々組まれていたシールを再利用することにしました。
流用を検討したカワサキのシールの寸法が微妙に合わないためです。
使えなくはないのでしょうが、気に入りません。
シール面は磨いてあります。
フルードが漏れないとよいのですが。
キャリパー締結ボルトの締付け。
仮締めです。
本締めはキャリパーを車体装着後に行います。
パッドスプリングの組込み。
パッド。
再利用します。
ピストンの当り面が錆びて荒れてしまっています。
ブレーキパッドグリスの塗布。
私の場合、ブレーキパッドの摩材近くに油脂をつけるのが嫌なので、
通常はパッドグリスは塗りません。
しかし今回は、錆を落として表面をならした後、防錆を目的に極薄くパッドグリスを塗りました。
パッドピンの組込み。
完成。
車体への組み付け完了。
きれいになりました。
下の写真は作業前の状態です。
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今回、キャリパー合わせ面のシールは再使用しました。
経験的には再使用してもフルード漏れが発生することはあまりなく、
今回も漏れは発生していません。
しかし、20年以上前のゴム製のシールを使い続けるのはやはり気が進みません。
シール単体で新品が購入できれば良いのですが。