R1-Z(その59・・・リアブレーキ周りの錆びた部品交換 組立て編)

キャリパーの組立て、車体への復元作業を行います。

ピストンのシールに使うグリス。

今回はこれを使ってみることにします。

ヤマハのシールを購入すると付属してくる物です。

私の場合、シリコングリスやメタルラバーを使うことが多いですが、試してみましょう。

シールの組込み。

腐食防止も兼ねてしっかりグリスを擦り込んでおきます。

ピストン。

磨きましたが腐蝕痕が残っています。

フルード漏れが発生するレベルではありませんが、次回は新品交換しましょう。

ピストン組込み完了。

キャリパー分割面のシールのセット。

不本意ですが、元々組まれていたシールを再利用することにしました。

流用を検討したカワサキのシールの寸法が微妙に合わないためです。

使えなくはないのでしょうが、気に入りません。

シール面は磨いてあります。

フルードが漏れないとよいのですが。

キャリパー締結ボルトの締付け。

仮締めです。

本締めはキャリパーを車体装着後に行います。

パッドスプリングの組込み。

パッド。

再利用します。

ピストンの当り面が錆びて荒れてしまっています。

ブレーキパッドグリスの塗布。

私の場合、ブレーキパッドの摩材近くに油脂をつけるのが嫌なので、

通常はパッドグリスは塗りません。

しかし今回は、錆を落として表面をならした後、防錆を目的に極薄くパッドグリスを塗りました。

パッドピンの組込み。

完成。

ブレーキホース。

中古ですが程度の良い物に交換です。

ただし程度が良いとは言っても所詮はゴムです。

こういうこともあるので、メッシュホースで製作して交換するのがベストかもしれません。

車体への組み付け完了。

きれいになりました。

下の写真は作業前の状態です。

今回、キャリパー合わせ面のシールは再使用しました。

経験的には再使用してもフルード漏れが発生することはあまりなく、

今回も漏れは発生していません。

しかし、20年以上前のゴム製のシールを使い続けるのはやはり気が進みません。

シール単体で新品が購入できれば良いのですが。