TL125 その1 点検前編

まずは試乗して車両のコンディションをチェックします。

オーナーが自走してきたこと、屋根下保管だったことから状態は悪くありませんが、

乗る前に最低限の確認をします。

自賠責保険ステッカーの貼替え。

新しい有効なステッカーに貼替えます。

オーナーが、切れていた自賠責保険を再契約してステッカーと書類を送ってきてくれました。

古いステッカーはナンバープレートを裏からヒートガンで軽く加熱すると簡単に綺麗に剥がれます。

ガソリン交換作業。

古いガソリンを排出するためにタンクを外します。

現状、エンジンはかかって自走出来ますが、古いガソリンを使いたくないので交換します。

まずはサイドカバーとシートを外します。

抜き取ったガソリン。

変質したガソリン独特の臭いがします。

放置期間は3~4年とのことですが、満タンでの放置だったため極端に酷くはありません。

タンク内に錆びが無くて良かった。

キャブのガソリンの排出。

ドレンを緩めてキャブ内の古いガソリンも排出します。

しかしガソリンはチョロチョロと排出されるだけでした。

フロート内部が変質したガソリンで詰まり気味なのが推測されます。

燃料ホースとフィルター。

ホースは硬化してきているので交換しましょう。

フィルターも合わせて交換します。

タンクを降ろした車体。

うーむ、スリム。

空気圧のチェック。

規定空気圧の1.5キロに補充します。

岩場を走るときなどは0.3キロとか、空気圧を相当落とすようです。

ブレーキワイヤーの点検(レバー側)。

ワイヤーにほつれなどが無いか点検します。

油分が残っていて錆びも無く良い状態でした。

切れたらオシマイ、になってしまうかもしれないので定期的にチェックしたいところです。

ブレーキワイヤーの点検(フロントのドラム側)。

今回の整備でグリスアップ予定ですが、こちらも状態は悪くありません。

クラッチワイヤーの点検(レバー側)。

こちらも状態は良いです。

クラッチワイヤーの点検(エンジン側)。

やはり錆びも無く良い状態です。

・・・屋根下の保管は車両のコンディションを悪化させませんね。

エンジンオイル量の点検。

上限まで入っていて問題無し。

左フロントフォークからのオイル漏れ。

古い車両の定番トラブルです。

いずれ分解してシール交換しましょう。

長くなってきたので後編へ。