神様、磨り減らないタイヤはありませんか? それがなければ前後で2万円以下位で買えるタイヤ。ビッグバイクのタイヤは高く磨耗も早いので、タイヤ交換の度にそんなこと考えてしまいます。
新車から42500kmを走り、通算4回目のタイヤ交換です。現在装着中のピレリのロッソ3では2年で10000kmを走りました。磨耗してハンドリングはあやしくなってきましたが、もう1000kmほど使おうと思えば使えそうでした。
しかし先日の青森ツーリングでパンクしてしまい、修理はしたものの使い続けるのは不安なので交換です。
通販で購入したピレリのエンジェルGT2。
エンジェルGT、ロッソ3に続いて3回連続のピレリ選択です。私はタイヤにはあまりうるさくない、というか鈍感なようです。的確なインプレは出来ないんだな。
そんな私がこのタイヤを選んだ理由は長寿命で寿命末期までハンドリングの悪化が少なそうだから。エンジェルGTがそうで15000km使いました。
通販で購入したこのタイヤ、フロントは2019年のドイツ製、リアは2021年の中国製でした。前後ともに同じ製造国で2021年製が欲しかった。問題ないはずですが。
リアタイヤの取り外し。
ホイールの車体からの脱着作業は毎度のことなので割愛。
車体から外したホイールを木枠に乗せ、タイヤレバー3本を使ってタイヤを取り外します。慣れればさほど力を込めることなく5分程度です。ポイントはとにかくビートをリム中央の溝に落とすこと。それが出来ていれば無理なくタイヤを外せるはずです。
新品タイヤの組み込み。
これもポイントはとにかくタイヤのビートをリム中央の溝に落とすこと。ビードクリームをしっかり塗って助けてもらうのも大事ですが。
ビート出し。
ハンドポンプでも出来ます。しかし真夏の炎天下、それでは私が故障しそうなので四輪車のシガーソケットから電源供給するエアポンプを使いました。320kPa位まで加圧してビードが出ました。その後はロッソ3使用時と同じ270kPaに一旦調整しました。
今回も含めた過去3回のタイヤ交換は全て7月か8月です。なぜか交換タイミングが真夏になってしまい、炎天下での作業です。毎回日焼け止めを塗るのを忘れて赤く日焼けしてしまい、妻につっこまれるのでした。
バランス取り。
リアは30g、フロントは10gでバランスしました。
フロントタイヤの取り外し。
リアタイヤと同じように作業します。ブレーキディスクが邪魔になるので一旦取り外す方もいるようですが、私はそのままです。注意深く作業すればディスクを曲げることはありません。
装着後のタイヤ。
溝は多く深いので排水性は相当良さそうです。雨の日でも不安はないでしょう。
エンジェルGTと同じように15000km位使えると嬉しいです。空気圧については上下させて試してみてフィーリングの良いところを探します。って違いが分かるのか?、私。
取り外したロッソ3。
もう少し使いたかったなあ。しかし10000km使ったので良しと思い込むことにします。来月には車検もあるし。
交換作業終了後。
初めて手作業でタイヤ交換を行ったのはGPZ1100に乗っていた頃、もう10年以上前です。その時はコツが分からず苦労して朝から夕方までかかってようやく交換しました。しかも工具が不十分だったこともあってリムにたくさんの傷をつけてしまいました。
それからタイヤ交換をすること十数回、上達しました。今回の作業ではブレーキキャリパー、フェンダー脱着なども含めてちょうど2時間で前後ともに終えることができました。以前と比べると無駄に力をいれなくなったせいか疲れも少なくなりました。
ですがYouTubeで検索するともっと手際良く作業されている方の動画を見ることができて感心します。さらに精進しましょう。
ワインディングにて。
交換翌日に近場のワインディングを軽く走ってきました。そこでは空気圧240kPa位が良さそうでした。タイヤがつぶれて優しく安心なイメージ。ハンドリングは直前まで履いていた磨耗したロッソ3とあまり違わないような。
ってやっぱりこの位のインプレしかできないんだな、私。エンジェルGT2のインプレは他のページを参照して下さいませ。
タイヤには何の問題もありません。問題だったのは私です。ワインディングには昼食直後に出掛けました。この日の昼食ではパンをたくさん食べて満腹状態。
そう、以前にも書きましたが私、満腹でワインディングを走ると気持ち悪くなるのです。特に下り。走っているうちに吐きっぽくなってしまいました。ウェエ。
距離を走り頻繁にタイヤを交換する方や地方在住でバイクショップが近くにない方は自分でのタイヤ交換にチャレンジしてみるのはいかがでしょう? 工具や作業については下記にまとめています。