初回のタイヤ交換ではダンロップのRoadsportに交換しました。
それから7000キロを走り、リアタイヤが磨り減って丸坊主になってしまったので交換します。
ちなみにフロントタイヤはまだ使えそうでしたが、タイヤはケチらない方が良いので前後交換です。
配達されてきたタイヤ。
ヤフオクのストアから購入。
前後で31,000円(送料込み)でした。
フロントタイヤは1年前の製造、リアタイヤは2年前の製造でした。
保管状態に問題は無かったようですが、新鮮なタイヤというわけではありませんでした。
開梱。
ピレリのエンジェルGTです。
久々の外国製タイヤです。
メッツラーをGPZ1100に履いていた時以来かな。
フロントフェンダー取外し。
交換作業開始です。
ZX-14Rはフロントフェンダーが深いです。
フロントを高めにリフトアップしないとタイヤが干渉して抜き取れないので、フェンダーを取外してしまいます。
逆に高くリフトアップすればフェンダーを取外さなくてもタイヤは抜き取れますが、取外した方が良いでしょう。
理由は後述。
フェンダー取外し完了。
右側のブレーキホースのクリップは開いておいて、抜き取り時のフロントフォークとの干渉を避けます。
ブレーキキャリパー取外し。
固定ボルトを緩めます。
キャリパー取外し完了。
取外したキャリパーは巾着袋に入れて吊っておきます。
傷の防止とホースへ負担をかけないのが目的です。
アクスルナットを緩めます。
フロントタイヤ取外し完了。
ホイールベアリング、オイルシールのチェック。
せっかくの機会なのでチェックしておきます。
ベアリングのガタやゴロつき、
オイルシールのリップの傷みをチェック。
バランス取り。
20gでバランスしました。
ピレリのタイヤには、タイヤ単体で最も軽い位置を示す軽点マークがないんですね。
フロントフォークインナーチューブの掃除。
矢印の部分、インナーチューブの内側はかなり汚れていました。
写真は掃除した後なので奇麗ですが、錆びに発展しそうな汚れが付着していたので、
入念に掃除しておきました。
フロントフェンダーを取外さなくても、タイヤ交換はできなくないと書きました。
しかし、こういった奥まった部分の掃除をすることを考えると、
取外した方が良さそうです。
インナーチューブの錆はオイルシールを傷めるので、
オイル漏れにつながります。
インナーチューブのメッキの剥がれ。
ありゃりゃ、剥がれてる!
掃除をしていて見つけてしまいました。
飛び石でも当たったんでしょうか・・・残念。
位置はかなり下の方です。フォークのストローク時に
オイルシールのリップが接触しないと良いのですが。
経過観察しましょう。
リアタイヤの取外し。
フロントと同じように作業します。
アストロプロダクツ製のミニエアコンプレッサー。
新しく購入しました。
今回のタイヤ交換から使用開始です。
従来はハンドポンプで作業していましたが、さすがに夏の暑い日にハンドポンプを
数分押し続けるのはしんどいので購入しました。
能力は低いですが、タイヤ交換後のビート出しも出来ます。
ただし時間は数分かかります。
電源は車のシガーソケットから供給しますが、
シガープラグとコードがかなり熱くなるのでちょっと心配です。
消費電流に対して容量不足なような。
本当はもっとしっかりしたコンプレッサーが欲しいところですが、
それはガレージを建てた時までお預けにしておきましょう。
交換完了。
さて、皆さん気になるインプレを。
操縦性に軽快感はありません。
イメージしただけで曲がり始めるようなタイヤではないです。
タイヤを新品にしてから走り出すと、こんなに良く曲がったっけ?
と感じることがありますが、そういったフィーリングはありません。
良く言えば安定志向、悪く言えば鈍いです。
軽く山道も走ってみましたが、
グリップについては必要十分、といった感じでした。
タイヤ表面の荒れは少なく、さらっとしているので、耐摩耗性は良さそうです。
カテゴリーとしてはツーリングタイヤなので当然なのですが。
結論としては、長距離を走りたいけれど、そこそこグリップもして欲しい人向けといった感じです。
軽快な操縦性を求める人には向かないかな。