ドライブスプロケット磨耗点検 2021/5

前回点検時、あと5,000kmほど走ったら磨耗を再点検しようと決めていました。

それよりは長い7,000kmを走ってしまいましたが、再度点検してみます。

クラッチレリーズの点検と合わせて行いました。

スプロケットカバーの固定ボルトの取り外し。

アンダーカウルを付けたままだと、フロント寄りの1本のボルトの延長線上にカウルが位置します。

そこでソケットにユニバーサルジョイントを組み合わせて避けています。

他のボルトも共通ですが、ここの固定ボルトは奥まっています。

そのため差込角9.5mmのソケットを使うならディープソケットが必要です。

チェーンガイドのお掃除。

カバー取り外し後、チェーンガイドも一旦取り外して堆積した油汚れを取り除きます。

私はチェーンにはエンジンオイルを給油しています。

汚れは軟らかく、取り除くのは簡単です。

ドライブスプロケットの磨耗状態。

新品との比較なら減っているのは明らかですが、前回点検時とはあまり変わっていないように見えます。

写真で比較してみます。

前回点検時との比較。

左は2019/7の32,000km走行時点、右が今回39,000km走行時点です。

前回点検から7,000km使いましたが、磨耗はほとんど進行していません。

歯の形は同じ様に見えます。

写真はありませんが、リアホイールのドリブンスプロケットの磨耗もほとんど進行していません。

ドライブスプロケットと合わせて、まだ問題なく使えると判断しました。

この先少なくとも50,000kmまでは使いたい。

マメな給油を続けていきましょう。

私は、今回の点検でスプロケットはまだ使えると判断しました。

しかし、こんなに磨耗しているからとっくに交換時期だろ!と判断する方もいるかもしれません。

あなたはどう思われますか?

スプロケットの交換時期を、明確に判断できる基準はないのでしょうか―。

「磨耗したら交換」というわけにはいきません。

使い始めた瞬間から磨耗は始まります。

一方、問題が起きるまで使い続けるというのも無理です。

歯が折れたり、チェーンが空転したりしかねません。

チェーンが外れれば事故にもつながります。

ここがいくつになったら、あそこがこうなってきたら、のようなはっきりした基準が知りたい。

少し前に記事にしたチェーンのように調べてみることにします。