リアブレーキ整備・エンジンオイル交換(10回目)
2023/8

 来月に控えた車検を前に各部の整備を進めていきます。今回はリアブレーキの整備とエンジンオイルの交換です。

 ジムカーナの練習をするようになってから、リアブレーキを酷使するようになりました。連続したブレーキで時にべーパーロックを起こしてしまうことも。しっかり整備しましょう。

 気になった点。キャリパーを外してみたところ、内側のブリーダーボルト周りが若干湿っぽい。ブレーキダストが付着しています。ブリーダーボルトからフルードが滲んだ?

 緩みを疑うも緩みはなし。整備後の使用で注目していくことにします。

 洗浄後。ピストンには若干点錆びがありますが、凹凸はわずかなので継続使用。ピンも部分的に当たりの強い場所はあるものの引っ掛かりは無いので継続使用です。

 しかし新車購入から11年、5万km近くを走行。最近はジムカーナで酷使していることもあるので、そろそろピストン、ピン、シールなどを交換しておけば安心かも。

 キャリパーボディの圧痕。制動中はここでパッドの端面を受け止めます。繰り返し強い力が加わるため凹んで荒れてきています。あまりにも荒れてきてパッドの動きを阻害するようなら、その時はキャリパーの寿命なのかもしれません。

 今のところブレーキはちゃんとかかって、引き摺りも無いので問題なしと判断。

 パッドピン。分解時は固着気味でした。そこで組み立て時はスレッドコンパウンドを塗っておきます。締め過ぎは禁物。

 組み立て完了。パッド残厚は3mm弱。記録を確認したところ、新品時の厚さは4.8mm、そこから約2000km使用でした。なので1000km走行でざっくり1mm摩耗の計算です。ジムカーナをやっているとやはりリアのブレーキパッドの摩耗は激しい。交換用の予備を用意しておきましょう。

 フルード交換。前回交換からちょうど1年でした。

 MOTUL RBF600。DOT4規格でありながら一般的な物よりも高沸点のブレーキフルードです。ジムカーナ練習時のべーパーロック防止にリアだけはこれを使っています。対してフロントはホンダ純正DOT4です。

 エンジンオイル交換。日を改め今度はエンジンオイル交換です。今回はオイルフィルターも交換。

 私の場合、最近は走行5000km毎に交換と決めていたのですが、今回は4000km弱で交換です。ジムカーナでは1速だけで走るのでまあまあエンジンを回します。しかし速度はさほど上がらず走行風で冷却されにくく水温も上がりがち。ツーリング中心の走り方と違ってオイルの負担も高そうです。シフトフィール悪化などの目立った変化はないのですが、交換を少し早めることにしました。

 ドリップパンを敷いておけば、うっかり多少オイルをこぼしても安心。

 オイル排出中。エキパイの錆びが目立ちます。高温にさらされるので仕方ありません。ここ長野県松本市では冬期の塩カル散布の影響もありそう。

 ヤマルーブ プレミアム。浮気した期間はあったものの、10年以上愛用のエンジンオイルです。スムースなシフトフィール、二輪メーカー純正の安心感、手ごろな値段。おすすめです。1缶使い切ったのでおかわり。