プスン、グラッ、ガシャッ!!!
11/13に開催された長野モトジムカーナ練習会でZX-14Rを転倒させてしまいました。新車購入から一度も転倒させず9年間、44,000kmを走ってきましたがついにコカしてしまいました。練習会の模様と合わせて転倒について書いてみます。
練習会参加車両。
遠く新潟や静岡から来られた方も含め参加人数は20名ほど、その殆どはトランポでの来場です。自走での参加は私も含めて3名だけのようでした。もう寒く遠くから自走で参加するのはしんどいので無理もありません。
タイムアタックコース。
この日設定されたコースは3面ありました。8の字、コーススラローム、そしてこのタイムアタックコースです。
大会のコースに比べればシンプルなんでしょうが、経路を覚えるのに一苦労です。コースマップを手に覚えようとするもなかなか難しい。ある程度覚えてから走りながら覚えようとするも、途中で次はどっちだったっけ?となってしまいコースから途中で抜け出すこともありました。
しかし数本走るうちに設定通りに完走できるようになり、タイムを測定してもらえました。タイムアタックコース走行車では最下位のタイムでしたが、完走できるようになったことがとても嬉しく楽しかった。もっと上達してまた走りたい。
このタイムアタックコース隣のウォーミングアップエリアを走っていた時のことです。8の字旋回をしていました。パイロン同士の距離は短く小回りが要求されます。
どうすれば良いかと迷いながら走っていたところターン中にエンジン回転を落としすぎてエンスト、そのままガシャンと左側に転倒しました。ついにやっちまったー!
早くZX-14Rを引き起こさなければいけません。他の人の迷惑になってもいけないし何しろ恥ずかしい。しかし相手は300kg近い巨漢です。力づくで無理に引き起こそうとすれば腰を痛めるかもしれません。転倒直後で焦ってはいましたが、そこだけは冷静でした。しっかり腰を入れてエイッと力を込めると、意外と簡単に引き起こせました。ホッ。
ノーマルサイレンサーに助けられました。大きく張り出していてバンパーのようなのです。そのため車体は深く横倒しにならず、引き起こしにそれほど力が要らないのでした。
転倒後に撮影された写真。
朝には無かった傷がバッチリ写っています。転倒はしたものの車体も私にも問題はなく、その後も夕方まで走行を続けることができました。
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翌日、車体の点検と簡単な補修を行いました。
全体。
カウルが割れたりはしなかったので遠目には転倒の痕跡は分かりません。ミラーは練習会走行中は外していたので無傷です。
スライダーとロワーカウル。
スライダーが役立ったようで、カウルの傷はロワーカウルのさらに下の部分だけです。アッパーカウルやフロントフェンダーなどは無傷でした。
ロワーカウルの傷はどうするか。直すなら部品交換が手っ取り早い。しかしジムカーナをしているうちはまたじきに転倒させて傷つけるかもしれません。目立ちにくい部分でもあるのでしばらくこのままにします。
スライダー先端。
削れてささくれた先端はカッターとヤスリで馴らしておきました。
ステップ周り。
ステップは先端が少しだけ削れ、わずかに内側に曲がりました。ただし曲がりは真上からよく見ないと分からないわずかなレベルです。交換や修正はしないことにしました。
センタースタンド先端も少しだけ削れていました。こちらは放置しておくと錆びそうなので、ヤスリで馴らしてからタッチペンで塗装しておきました。
サイレンサー前側。
カバーとサイレンサー本体の両方が少し傷付きました。スティール製なのでこのままだと錆びて茶色くなるでしょう。タッチペンで塗るところですが、シルバーは持ち合わせがないのでカバーには一旦はシリコングリスを塗っておきました。シリコングリスは耐水性に優れるのでしばらくの錆び止めになってくれる事を期待です。色が合いそうなシルバーのタッチペンを早めに用意して塗ります。
サイレンサー本体には、カバーが押されて当たった傷が出来ました。こちらは黒いタッチペンで補修しました。
サイレンサー後側のカバー。
前側と同じような傷です。一番出っ張っている部分の割に傷は小さめでした。前側のカバーと同じように処理しておきました。
ちなみに緑矢印のサイレンサー本体の塗装剥がれは今回の転倒とは無関係です。簡易ガレージから出し入れする時に擦ってしまったものです。
フロントフォーク下側の(簡易)アクスルスライダー。
先日取り付けたもので正体は戸当たりゴムです。役に立ったかと思いきや、路面と接触した傷がありません。役に立たなくて良かったのやら悪かったのやら。
車体の傷が軽く少なかったのは幸いでした。極低速走行中のエンストからの転倒だったせいでしょう。これがスラローム中とかならもっと傷が大きかったかもしれません。
今回の練習会では転んでしまいました。しかし3回目となる今回の走行で、大きく重いZX-14Rを操る楽しさを強く感じることが出来ました。しばらくはZX-14Rで走ります。