R1-Z(その41・・・1KTのキャブをオーバーホールして流用する ②洗浄)

分解作業からの続きです。

オイル缶の加工。

トレイのような平べったい容器しか手元に無く、キャブを浸け置きできるような手頃な物が無かったので

オイル缶を利用することにしました。まずはカッターナイフで切ります。

力を入れると意外に切れますが、マネをする人はくれぐれも怪我に注意を。

ちなみにオイル缶はホームセンターのカーピットで貰ってきました。

最近、エンジンオイルはペール缶で買っていて4L缶が手元に無いのです。

エッジの折り曲げ。

切りっぱなしでは危なすぎるので、エッジを内側に折り込んでおきます。

浸け置き洗浄する部品。

トップキャップのペーパーガスケットも写っていますがこれは交換するのでゴミです。

浸け置き洗浄。

ヤマハのスーパーキャブレタークリーナー(原液タイプ)を使います。

ガソリン7、クリーナー3の比率で薄め、部品を一晩浸けておきます。

クリーナーの説明には、長時間浸けてくれるな!と書いてありますが、

私は丸一日位浸け置きしてしまいます。

クリーナーで逆に腐食されてしまったことは今までありませんが、

マネをする人は自己責任でお願いします。

キャブレタークリーナーの比較テスト。

インナーパーツはほとんどをキースター製の新品に交換してしまうので洗浄は必須ではないのですが、

キャブレタークリーナーの比較をしてみました。

左は最近使っているヤマハのキャブレタークリーナー(泡タイプ)、

右はホームセンターで見つけたエーゼットのキャブレタークリーナーです(安かった)。

何となく予想していたのですが・・・エーゼット製、使えません。汚れが落ちません。

昔使ったクレのキャブクリと同じでした。

キャブレタークリーナーはヤマハかラベンの泡タイプがお薦めです。

強烈なので樹脂も溶かしますけど。

浸け置きした部品の洗浄。

丸一日経過したので取り出してさらにブラシでこすって洗います。

流路の洗浄・点検。

外側の綺麗さよりも大事なのが内部の流路に汚れが無く詰まっていないことです。

丸一日浸け置きしたからといって、流路が詰まっていないという保証はありません。

スプレータイプのキャブレタークリーナーを各流路に吹き込み、

つながっている流路から出てくるのをチェックします。

流路が汚れている場合はクリーナーが汚れて出てくるのでさらにクリーナーを吹いて洗浄します。

思わぬ穴からクリーナーが飛び出てくるので、保護眼鏡をしておいた方が良いです。

ヤマハのクリーナーが空になってしまったので、急遽ワコーズのエンジンコンディショナーを買ってきました。

同社の製品にはキャブレタークリーナーもありますが、あまり汚れが落ちないそうなので

こちらを使います。ヤマハと同じくらいに汚れが落ちるかな。

パワージェット流路の洗浄・点検。

フロートチャンバーにはパワージェットの流路があるので、洗浄・点検をします。

スターター流路の洗浄・点検。

同様にスターター流路もチェックします。

内部にジェットが圧入されていて狭くなっているので詰まりやすいかも。

すすぎ。

洗浄が終わったら灯油ですすぎ、最後はパーツクリーナーで流します。

乾燥。

最後にパーツクリーナーで流してから日なたにおいておけばすぐに乾きます。

交換予定のジェット類はゴミなのですが、一応洗っておきました。

洗浄が終わって仮組みしたキャブ。

キースター製のインナーパーツを組み込むまで仮組みしておきます。

外観その1。

綺麗になりました。

外観その2。

少し黒ずんでいる部分はありますが、充分でしょう。

次はキースター製のインナーパーツを組み込んでいきます。